身体にやさしい一月の行事



2015.01.01

お正月は家族そろって楽しく過ごせる時ですね。この時期の行事には、身も心もホッと一息させてくれるものが多く、昔からの生活の知恵が沢山詰まっています。

七草粥

幕の内の終わる一月七日の朝に、一年の無病息災を祈って七草粥を食べる行事です。早春の野山に芽吹いた野草の生命力を体内に取り込む宮中行事「若菜摘み」とが重なって「七草粥」として定着したものといわれています。

春の七草とは

春の七草は、セリ、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)のこと。塩だけで炊いたお粥を蒸らす時に、これらを刻んで入れたものを七草粥と言います。おせち料理で疲れたお腹を休め、冬場に不足しがちなビタミン類を補ってくれます。
七草粥を作るとき、七草に火を通しすぎると、きれいな緑色がにごるので注意しましょう。七草が手に入らない時は、小松菜、ほうれん草などの冬の青菜を七つそろえて代用しても良いでしょう。七草の薬効と春の香りを味わい一息つけば、まだ続く冬の寒さも元気に乗りきることが出来ます。

小正月(女正月)を知っていますか?

元旦から七日までを大正月と呼ぶのに対して、一月一五日前後の数日を「小正月(こしょうがつ)」と言います。年賀行事が一段落したこの時期に、女性たちだけで集まり飲食して一息ついたことから、「女正月(おんなしょうがつ)」とも言われます。今でも地方によっては、この時期は男性が家事を行い、女性にゆっくり休んでもらう習慣があるのだとか。
この他に「小正月」に、餅や団子を小さく丸めて、柳などの木の枝に付けた「餅花」を飾ってその年の豊作を祈ったこともあり別名、「花正月」とも言います。
この「小正月」である1月15日の朝に、小豆粥をいただいて、家族の健康を祈る習わしがあります。小豆の赤は邪気を払い万病を防ぐと言われ、鏡餅のお餅を入れる所もあるようです。あっさり炊いた小豆入りのお粥は、新年のごちそうで少し疲れた胃を休め、心もほっこりと温めてくれそうです。

【小豆粥の簡単な作り方】

<材料>
お米用:米1合、水適量
小豆用:小豆50g、水300CC
★お餅2切れ(お好みで)

●小豆の煮方
1.小豆をよく水洗いし、水をいれ強火にかける。
2.沸騰したら、一旦小豆をざるに取ってアクの出た煮汁をすてる。
3.再度、鍋に小豆を戻して、水を300cc入れ、中火にかける。
4.沸騰したら弱火にし、蓋をして40分から1時間、小豆が柔らかくなるまで煮る。
途中、何度か水を足す。
5.小豆が柔らかくなったらザルにあげ、この時に使った煮汁は、捨てずに取っておく。

●お粥の炊き方
6.炊飯器にといだ米を1合入れて、小豆の煮汁(5.)を50〜100cc入れ、炊飯器の「おかゆ」の1合の目盛
まで水を足す。
7.ゆでた小豆と塩を少々入れて、炊き上げる。
8.お粥に、お好みで予めレンジで柔らかくした餅を混ぜたら出来上がり。

正月行事の締めくくりは、門松や正月飾り、しめ縄などを神社や広場などに持ち寄って焼く、「どんど焼き」。「どんど焼き」は元旦にいらした歳神様を再び天にお返しする習わしで、この火に当たると、一年間病気をしない、災難にあわない、厄がはらえるなどと言われています。

新しい一年の始まりです。心も体も新しい気持ちですごしましょう。

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