いつか平穏な日々に

2021.1
文:中村幸代

green café essay 111
『いつか平穏な日々に』


先日、チェリストの友人のコンサートに行ってきました。コロナの感染拡大が心配される中でのコンサートでしたから、出演者はもちろん、会場スタッフの方々も細心の注意を払い、
感染防止に最大限の努力をして観客を迎えてくださいました。
そんな中で味わう久しぶりのLive演奏。一つの空間に人々が集い、皆で静かに耳を傾けて音楽に共鳴する雰囲気は、やはりとても素晴らしいものでした。
どんな形であれ人は、心がホッとする時間や楽しいとか嬉しいとかという気持ち、また非日常的なワクワクを味わって、それをまた誰かと共有することを必要としているのではないかと思います。
ましてや、最前線でコロナと戦ってくださっている医療従事者、感染防止対策従事者の方々こそ、そんな時間が必要なのではないかと思うのですが、報道を見る限りそれは到底叶わない、大変厳しい状況がずっと続いていますね。現場の看護師の方が「やってもやっても、やらなければならないことが次々と山積みになって、終わりがまったく見えないので苦しい」とおっしゃっていました。心身ともに極限まで追い詰められながらも治療と看護にあたってくださっている方々へ心から感謝しつつ、感染防止に努めて一日も早く平穏な日々を皆でむかえることができますように、そう願うばかりです。

文 中村幸代

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