希望のともしびを

2021.2
文:中村幸代

green cafe essay vol.112
『希望のともしびを』


マスクを付けての生活が長くなりました。
顔の大部分がマスクで覆われているにもかかわらず、案外人を識別できるものですね。遠くからでも「あ!◯◯さんだ」と認識して「◯◯さん!お久しぶりです」「おお、お元気でしたかー?」なんて、お互い目だけしか出ていない顔で挨拶しますものね。

では、その人をその人たらしめるものは、なんなのでしょうか?
顔だけではなく、その人の立ち居振る舞いや雰囲気など、全体的に滲み出ているものが印象として相手に認識されているのだなあと改めて感じます。
その全体的な雰囲気はどこからくるのか。目に見えない“心のありかた“なのかもしれませんね。

緊急事態宣言で始まった2021年。多かれ少なかれ、誰もが疲れや息詰まりを感じているのではないでしょうか。だからこそ、出来ることを地道に重ねながら、少し気持ちに余裕のある時はマスクの下の口角を上げて、希望を心に灯していきたいものです。その目に見えないともしびが、自らがかもしだす雰囲気となって周囲に明るさや暖かさを届けることができるかもしれません。こんな時だからこそ、お互いに暖めあって乗り切っていきたいですね。

最後になりますが、医療従事者の方々、対策従事者の方々に心より感謝申し上げます。

文 中村幸代

MORE TO READ

サンダーソニア

10月のプレート

姿勢を変えて、心と体を整える

自分の心を見つめる

オーケストラとの初共演を終えて~前編~

雪柳

袖擦り合うも多生の縁

2月のプレート