パパの育児と子供の未来



2016.05.01

待機児童や少子化、虐待など、子供に関する問題が深刻化しています。
子供達の明るい未来のために、私たちができることはなんでしょうか。
今回は、育児や家事をママに頼ってしまいがちなパパに目を向けて、父親の育児についてお伝えします。


父親の育児について

パパがママを怒らせる一番のNGワードは「手伝おうか」。
この言葉には、“自分も一緒に家事をする”というメッセージが込められていません。家事は全てママが行い、パパは外野で少し手伝う、というのがパパにありがちな考え。現在の日本では、共働きの家庭が増えているので、夫婦で一緒に家事をしていくことはとても大切です。 

また、男性は言葉通りにしか受け止めることができず、女性は“言わなくても分かって欲しい”と思う気持ちがあるため、すれ違いが生まれて喧嘩しやすいものです。ママの話をしっかり理解してもらうためには、夫婦でしっかりと話す時間をもつことが大切です。男性は一人だと女性の真意を考えられないので、同じパパ友の仲間を作って話を共有することもおすすめで。パパが子供と一緒に地域の行事に参加してみることも良いですね。

パパの育児は義務ではなく、楽しい権利として関わっていきましょう。

父親の育児

子供達の明るい未来をつくる

日本では、父親の育休取得率が1,2パーセントほどの割合しかありません。また、父子家庭と母子家庭の制度の格差もあり、東日本大震災で母親を失った家庭には遺族年金がおりないという現状もあります。こうした子育ての環境の悪化は、子供達の未来に関わってきます。子供の未来は私たちの未来。子供達の未来を明るくするためには、社会にある様々なボーダーをとっていく必要があります。
また、社会全体でこうした気持ちを持つためには、自分自身が「幸せになる」ことも凄く大切なこと。なぜなら、自分が幸せな人は他者を助けることができるからです。現代人は「あの人が我慢しているから、わたしも我慢しよう」と、なぜか我慢比べになっている人が多いですが、自分の幸せともしっかり向き合ってみましょう。


自分が幸せになるためには

人は“誰かに幸せにしてほしい”、“あの人がいるから幸せになれない”、“この会社だから幸せになれない”と思いがちですが、一番の根本は“自分が幸せになる”という決断をすることです。世の中は情報が多いため、結果や術ばかり模索してしまいますが、“自分が幸せになる”という目的を決めたら、どの道を選ぶかはあとで考えましょう。その手法は千通りも一万通りもあるかもしれず、必ず見つかります。手法がうまく見つからないと、目的を諦めてしまいがちですが、それは逆です。手法はいくらでも探せると考えられると、見つかっていくものです。目的さえ間違わずに進めば、仲間が助けてくれたり情報が入ったり、色々な縁が繋がっていきます。


子育てで大切なこと

子育ては大変なことが多いですが、小さなかけらが凄く光っています。まずは日本人の長時間労働を改善しないと、いちばん弱い人にしわ寄せがきてしまいます。子供の虐待や待機児童問題、女性の社会進出、少子化など…様々な問題に全部歯止めをかけているのはそこかもしれません。父親が長時間労働で忙しくなると、働く母親も大変です。とくに夫婦は「わたしは我慢しているのに~」と我慢大会を初めてしまいがちですが、このメンタルを美化する日本の考えはよくありません。その枠をとってみんなで幸せになることが子供にも良い影響を与え、社会全体も良くなるはずです。最近はとくに、社会全体に閉塞感がありますが、幸せな部分に目をむけて皆が明るくシェアしていけると良いですね。

父親のワークライフバランスの大切さを伝えているNPO団体のご紹介。西村さんも参加しています。

ファザーリングジャパン

父親支援事業による「Fathering」の理解・浸 透こそが、「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成に繋がり、 10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすということを信じ、これを目的(ミッション)としてさまざまな事業を展開していく、ソーシャル・ビジネス・プロジェクト。

イクボスプロジェクト

職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のこと。イクボスプロジェクトでは、こうしたボスの育成に努めている。イクボス同盟には大手企業の参加も増えており、現状で56社が参加。

※フリーペーパーvol.55「パパの育児参加とこどもの未来」の訂正
タイトルや本文中の「育児参加」という言葉が育児に主体的に関わらない姿勢を示していました。「父親の育児参加」「家族サービス」と言った言葉がなくなり父親の育児が参加や義務でなく主体的に関わる楽しい権利になるよう今後も努力していきます。「パパの育児参加」→「パパの育児」と訂正しお詫びさせていただきます。(西村直人)

取材協力・・・絵本うた作家 西村直人さん


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