ちいさな出来たことを3つ

2020.7
文:中村幸代

green café essay vol.105
ちいさな出来たことを3つ


ショッピングモールのお手洗いへ、手を洗いに立ち寄った時のこと。高校生くらいの女の子とお母さんがちょうど手を洗い終わって鏡の前へ移動するところでした。女の子が鏡を見つめながら側にいるお母さんにこう言いました。
「お母さーん、なんでもっと大きな目に産んでくれなかったのー?」
すかさずそのお母さんは
「しょうがないじゃないの。お父さんに似たんだから。」
思わず吹き出しそうになってしまいました。そのくらい、仲の良い家族であることを感じさせる微笑ましい会話でした。

この数ヶ月、いろいろな本を読みましたが、中でも自己肯定感を高める本は勉強になりました。まずは、自分の顔を鏡に写して「なかなか良い感じじゃないか」と微笑む。他人と比べて悩んだり暗い気持ちになっていても仕方がないと。なるほど。何かにつけて、他人と比べてしまうクセが確かにあります。

それから過去を引きずらないこと。これも納得。過去は、いくら悔やんでも変えられないですものね。

そして、1日の終わりに、3つ、“出来たこと“を挙げること。掃除ができた、少し運動ができた、などなど、どんなに小さいことでも良いそうです。
私も試してみました。出来なかったことを思うより、ずっとhappyになれて有り難くなります。
「ああ、今日もご飯が食べられた!」
ちいさな出来たことを喜んで感謝して、さあ、また明日。

文・中村幸代

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