『今』を意識して

2018.10
文:中村幸代

 この10年、全く使っていない銀行口座があったので、それを解約するために以前住んでいた地域へ行きました。およそ10年ぶりとあって、周辺のお店もずいぶんと変わっていました。もちろん変わっていないお店もあり、かつて、ベビーカーを押しながら食材を買ったスーパーは、今でも活気に満ちていて、思わず「懐かしいなぁ」と、独り言を言ってしまいました。
 あらためて思うのは、時間は確実に過ぎ去っているということ。人間の思考は、過去や未来、場所さえも想像の中で自由に行き来できますが、実際に自分が生きているのは、この足元にある「今」。当たり前のことだけれど、この「今」をどのくらい意識して生活しているだろうかと、ふと思います。過去を変えることはできないことを知りながらも、マイナスの過去にとらわれた思考がぐるぐるしてしまいがちな私。必要以上に将来が不安になったりも、、、。いわゆる「考え過ぎ」、そして「心配しすぎ」なのですね。   
「今、できることはなんだろう、、、」そのことに集中して、今、目の前のことに一生懸命に取り組めたなら、「未来のことは、もう"天"にお任せだ!」そんな風に、気持ちを楽に前向きに、過ぎ行く一日一日をていねいに重ねていけたらいいなぁと思います。

文・中村幸代







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