涙を流して心を癒そう

思い切り泣くと心がすっきりしたり、気持ちが軽くなったりしたことはありませんか。涙を流すと、実際にストレスが解消され、心がデトックスされることが分かっています。ストレス解消法のひとつとして「涙活」を取り入れてみてはいかがでしょう。

涙活とは?

涙活とは、2~3分だけでも能動的に涙を流すことで、ストレスを発散する方法のこと。なんと一粒の涙を流すだけで、ストレス解消効果が一週間も続くと言われています。こうした効果を得られる理由としては、自律神経の働きが挙げられます。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の二種類があり、交換神経は身体を動かしたり、ストレスや緊張を感じているときなどに働く活動型の神経で、副交感神経は寝ているときやリラックスしているときなど、休息して体を回復しているときに働く休息型の神経です。私たちが日中活動している間は、基本的に交換神経が優位になっていますが、涙を流すと副交感神経が優位な状態へと切り替わります。それにより、心身はリラックスした状態になり、脳が癒されてストレスが解消されるというわけです。

ストレス解消効果のある涙

涙を流すことがストレス解消になるからといって、やみくもに涙を流せば良いわけではありません。玉ねぎを切って流す涙や、目にゴミが入って流す涙では効果はないのです。ストレス解消に効果のある涙は、感情が動いたときに流れる「情動の涙」。その中でも、「感動して流す涙」が最もストレス解消効果が高いと言われています。結婚式に参加して流す涙や、感動的な映画を見て流す涙などがこれに当てはまります。喧嘩して泣く涙や悔し涙などは、感動の感情とは別ですが、情動の涙に当てはまるのでストレス解消効果があります。

涙活を効果的に行うポイント

➀環境を整える
・集中できるようにスマホの電源を切る
・部屋を薄暗くする
・アロマやお香を焚いてリラックスしやすい状態を作る

②行うタイミング
・朝よりも夜遅い時間に
朝は睡眠によってストレスが解消された後なので、あまり効果は得られません。日中のストレスが溜まっている夜に行うのがおすすめです。
・週の頭よりも週末に
ストレスが溜まった状態で一気に解放してあげると、ストレス解消の度合いが高くなるので、平日のストレスが溜まっている週末の夜に行うと良いでしょう。

③泣くときは号泣して一気に流す
涙を流せば流すほどストレス解消効果は高くなるので、一度涙を流したら、止めずにそのまま流しましょう。泣いている自分が恥ずかしくなって、つい我慢してしまう人もいるかもしれませんが、涙をこらえると交感神経が優位になり、副交感神経が出てこられなくなります。リラックスした状態でなければ、ストレス解消効果が得られなくなるため、流れる涙を我慢しないことが大切です。

お風呂での涙活がおすすめ

いざ涙活をしようと思っても、家族と一緒に生活している方は泣いているとこ
ろを見られたくないですよね。そんなとき、個室空間で誰にも見られる心配がないのが「お風呂」。お風呂なら、涙をシャワーで洗い流すことができるため、ティシュやタオルなどの後片付けもせずにすみます。さらに、照明を落としてアロマオイルを数滴湯船に入れると癒しの効果が高まり、よりデトックスできるのでおすすめです。

泣きツボを探してみよう

人にはそれぞれ「泣きツボ」があるのを知っていますか。泣きツボの数は多く、108個ほどもあるそうですが、人それぞれに持っているツボの数は異なります。泣きやすい人と泣きにくい人の違いは、このツボの数によって変わると言われています。
自分にある泣きツボの数を把握するのは難しいですが、泣きツボを探すことはできます。映画や動画、本などには恋愛モノや家族モノ、友情モノ、動物モノなど様々なジャンルがありますが、自分がこれまでに感動して泣いた作品がどんなものだったか思い返してみてください。そうすると、自分が感動しやすいものに共通するテーマがあるはずです。思い出せなかった方は、色々な作品に触れていく中で、自分が感動するものを見つけ、泣きツボを探してみましょう。

涙活は一週間に一度がおすすめ

涙活はできれば毎日行うと良いのですが、時間に余裕のない人にはなかなか難しいもの。涙活の効果は一週間続くので、毎週末の習慣にしてみてはいかがでしょうか。

<取材協力>

寺井広樹さん
涙活プロデューサー、「涙活」発案者。1980年、兵庫生まれ、同志社大学卒業。2013年1月から「涙活」をスタート。泣ける映画や音楽など、毎回異なるテーマの涙活を月1回のペースで開催する。映画やドラマとのコラボレーションを積極的に行うなど、現在、幅広いジャンルで活躍している。涙活関連の書籍には、『人生を変える「涙」の法則(寺井広樹著/スタンダードマガジン)』、『心が元気になる涙のキキメ(寺井広樹著・有田秀穂監修/マガジンハウス)』、『涙活でストレスを流す方法(寺井広樹・有田秀穂著/主婦の友社)』などがある。涙活をテーマにしたテレビ番組の企画協力や「離婚式」の発案者としても知られ、現在までに約200組の式に携わる。
■涙活公式

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