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日本の誇り


もう35年以上も前になりますが、私が初めて飛行機に乗った時のこと。離陸直前に、ふと窓の外を見ると、空港スタッフの方々が一列に並んで手を振って見送ってくださっていました。きっと、私たちの無事と、快適な空の旅を願ってくださってのこと。勝手ながらそう感じて、熱いものが込み上げ、泣いたことを覚えています。慣れない出張に初めての飛行機で緊張していたせいもありましたが、あの光景は深く心に刻まれています。

SNSの時代になったいま、その光景に感動する外国人観光客の動画も増えているようです。大好きな日本を離れたくない、帰国したくない、という切ない思いを“Japan blue”と言うそうですが、離陸時に手を振って見送ってくれる空港スタッフのあたたかい姿を見ると、感極まって泣いてしまうのだそうです。

ああ、日本は良い国だなあと思います。
サッカーワールドカップでも、日本のサポーターは勝っても負けてもスタジアムのゴミ拾いをして、その姿を様々な国の人々がSNSにあげて称賛していました。素晴らしいことですね。

私たち日本人が大切にしていること、受け継いできたこと。それは国の違いを越えて、人の心に届いていくものなのですね。それは本当に美しく、世界に誇るべき宝ものなのだと思います。

文 中村幸代

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