片頭痛との上手な付き合いかた

「My Favorite Things」は、いま、話題にしたい人・もの・コトをシンガーの澤由紀江がご紹介させていただきます。

今回は「片頭痛との上手な付き合いかた」のお話です。

片頭痛の特徴と起こりやすいきっかけ

「ただの頭痛」と片づけたくても、気になる痛みや、光・音への過敏さで日常が止まってしまう……。それが頭痛のつらさですよね。気圧の変化、睡眠の乱れ、空腹、ホルモンの波など、引き金は意外と身近なもの。まずは仕組みとサインを知り、“悪化させない”選択肢を増やしていきましょう。

頭痛とひとことで言ってもいくつか種類がありますが、その中でも「ズキズキと脈打つような痛み」が特徴なのが片頭痛です。ストレスだけでなく、気圧やホルモン、生活リズムなども大きく関わっています。
こめかみのあたりがズキズキしたり、頭の片側が痛んだりすることが多く、ひどいときには光をまぶしく感じたり、音がつらくなったり、吐き気を伴うこともあります。人によっては、目の前がチカチカする「前兆」が現れることもあるかもしれません。

この片頭痛、単なる疲れや肩こりからくるものとは少し違い、脳の血管の拡張や神経の過敏さが関係しているといわれています。ですから、「少し無理をしてでも頑張ろう」と動いてしまうと、かえって悪化してしまうこともあるのです。

頭痛が起こるきっかけは人それぞれですが、例えば雨が降る前や台風の時期に起こる「気圧の変化」によって頭が痛くなるという方は多いのではないでしょうか。また、寝不足や寝すぎ、空腹、強い光や香りなどが引き金になることもあります。さらに女性の場合は、ホルモンバランスの変化が影響することも知られています。

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」は、実は脳の神経や血管の働きにも深く関わっています。血管の拡張をコントロールしたり、神経の興奮を調整したりする役割を担っているのですが、このエストロゲンが急激に減少するタイミングで脳の血管が不安定になり、片頭痛が起こりやすくなるのです。

悪化させない対処と、日常でできる予防

では、どのようにこのつらい片頭痛に付き合っていけばいいのでしょうか。
まず、大切なのは「無理をしないこと」です。痛みが出てきたときは、できるだけ静かで少し暗い場所を選び、ゆっくり休むのが基本です。患部を温めるよりも、こめかみや首の後ろを軽く冷やした方が楽になることも多いですよ。

そして、普段からの予防も欠かせません。生活リズムを整え、寝不足や過度な疲労を避けること。また、空腹の時間が長くなりすぎないように意識してみてください。血糖値の急激な変動も、片頭痛の引き金になることがあるからです。

また、日頃から「頑張りすぎないこと」も予防のひとつです。ストレスから解放されたとき、たとえば週末や休みに入ったタイミングで頭痛が起こりやすい、という方も少なくありません。これは、張り詰めていた体がふっと緩んだときに出る反応ともいわれています。

日々の中で、自分の体のサインに少しだけ敏感になってあげること。それだけでも、片頭痛との付き合い方は変わってきます。
もし「いつも同じタイミングで痛くなるな」と感じたら、それは体からの小さなメッセージかもしれません。無理を重ねる前に少し立ち止まって、自分をいたわる時間を持ってみてくださいね。

片頭痛はつらいものですが、自分のリズムを見直すきっかけにもなります。今日のお話が、皆さんの日々の過ごし方のヒントになりますように……。